「光る君へ」謀略始まる
前半のひとつの山場、
「花山天皇の出家」に向けての謀略が
じわじわと始まっている。
そもそも、道兼(粟田殿)の兄・道隆へのコンプレックスを利用して
正当な道筋から外しているところから
兼家(東三条殿)の策略か。
したたかな食わせもの、段田さんうまい!
この、兄弟競合のあたり、
現代の家庭にもあるよなと思いながら見ている。
できすぎの、正統派の長男
兄にコンプレックスを持ち、弟にあたる次男
やたらと、マイペースの三男
寄坐(よりまし)におりてきた、弘徽殿の女御に
「子を返せ」と狂乱させる。
道兼を花山帝に近付けさせる。
自分は病臥しながら
出家に向けての陰謀に着々とコマを進めている、したたかさ。
最終的には道兼が
「女御様を成仏させるために、一緒に出家しましょう」と
そそのかして、御所を連れ出し、花山帝だけを出家さる。
「我をば謀るなりけり(大鏡)」
と泣いても後の祭り、となる気の毒な花山天皇なのだが。
その辺りの、道兼(玉置玲央)と花山天皇(本郷奏多)
のかけひきに、ものすごく期待している。
第十回、再来週らしい。
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