宮沢賢治 三上博史vs菅田将暉
今年も文学国語の授業で「永訣の朝」をやるもので
二本続けて観た。それぞれ、2・3度目
「賢治その愛」 「銀河鉄道の父」
宮沢賢治 三上博史 : 菅田将暉
父 仲代達也 : 役所広司
妹とし 酒井美紀 : 森奈菜
最初見た時は以前観ていた、三上氏の印象が強すぎて、菅田君は物足りなかったが
今度見直して見て、菅田君の賢治・いいじゃないか!と思った。
妹・としは「国宝」でこけた感あったが、
この役の森奈菜さんは凛とした強さと哀感がないまぜになってよいと思った。
永訣の「あめゆじゅ」の場面では涙・・・
永訣の朝
けふのうちにとほくへ行ってしまふ私の妹よ
みぞれがふっておもてはとてもあかるいのだ
あめゆじゅとてちてけんじゃ(雨雪をとってきてください)
・・・
おまへがたべるこのふたわんのゆきに
わたくしはいまこころからいのる
どうかこれが兜率の天の食に変って
やがてはおまへとみんなとに聖い資源をもたらすことを
わたしのすべてのさいわひをかけてねがふ
「銀河鉄道の父」主役は「父」だから
役所さんの父:賢治と対立しながらも
一番の理解者であった父:に泣く。
「雨にも負けず」の朗読?つぶやきは
さすが、役所さん、上手すぎる!
賢治さんの臨終の場面で「私もこの子の母親ですから」
と言った母:酒井真紀さんにも胸がしめつけられるようだった。
併せて、昨年NHKで放送していた「業の花びら」再視聴した
気持ちはとても暗くなるが
父、正次郎氏の賢治さんへの想いに胸が痛くなる
『銀河鉄道の夜』のジョバンニとカンパネルラのように
「ずっと一緒にゆこう」と約束しながら
行けなかった友だちがあったこと
そのことに傷ついた息子を理解しようと寄り添った父
に、涙。
映画のラスト
銀河鉄道に乗り込んで
先に座っている賢治ととしの向かいに
「ここに座ってもいいですか」
と言って座る父。
前は、無い方が、と思ったシーンだが、
いやいや、とても、いいシーンだと思った。
先に逝った娘と息子とともに
銀河を行く父。
哀しくも暖かい。
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