なにげに、宵、宵、宵山
去年、コロナ明けで久しぶりに宵山に出かけたが、
あまりの人ごみに怖れをなして、撤退した。
今年はせめて、祇園ばやしだけでも聴きたいと
まだ、歩行者天国にならない
宵、宵、宵山の今日行ってみた。
まだ、自分のペースで歩けるし、
お囃子だけはしっかり聴けた。
祇園さんのお囃子は
郷愁をそそる。
京都に憧れた原点かもしれない。
町から祇園ばやしが聞こえている。
下の客は、近江の長浜あたりの、ちりめん屋さんらしい。
酒もまわって、声が高くなって、千恵子のふせっている、奥二階まで、とぎれとぎれに聞こえて来る。
『古都』川端康成 祇園祭
祇園囃子を口ずさみながら、フキは土蔵の中に積んである長持ちの上に登り、
梁をめざした。
「コンコンチキチン、コンチキチン。コンコンチキチン、コンチキチン」
・・・井戸の水は深く、深く、フキには容易に見つけることが出来なかった。
井戸の中を覗き込んだとき、フキは足を高く積み上げたものから踏み外した。
『和宮様御留』
和宮降嫁のおり、身代わりとなって、祇園囃子を恋いて、恋いて
亡くなっていった少女。
また、読んでみたくなった。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。