定年女子の日々・是好日

「定年」にはなりましたが、非常勤で働く「日」「日」です。

『家族終了』酒井順子

ぼんじゅん

「朝顔:お正月スペシャル」
を見ていて思い出した。
年末に読了していた一冊。


自分が生れ育った家族のことを「生育家族」
結婚などすることによってつくった家族を「創設家族」p9


というそうだ。
「家族」という定義が多様になってきている昨今
「家族」とは何か?
とつらつら考えた。


人生は親からの遺伝や教育によってのみ、
決定づけられるものに非ず。
若い頃は「親のせい」にすることができる部分もありましょうが、
その先は「自分のせい」になってくるのです。
親からの影響が好ましくないものであったならば、
それを自分の力でどうにかすることが、
本当の意味で親の手を離れるということなのではないかと、
五十代の今にして思うのでした。p202
     
 六十代も半ばにさしかかり
「生育家族」のことを「親がどうだった」「こうだった」
と、言ってる場合じゃないし。


家族であるという一体感は、
外部から与えられるものではありませんp252


様々な結びつき方が存在する。
そんな様々な結びつき方によって一緒にいる人達を認め合うことで、
日本はもう少し楽な国になるのではないかなあと、
私は思っているのです。p254


「創設家族」から子どもたちが飛び立とうとしている今
そして、家族の原点「二人」に戻ろうとしている今。


九州の実家で一人暮らしを頑張っていた94歳の母が
自分から施設に入ると言い出した今


何かの文章で、
「帰る家を無くして、帰って来る家になる」
というのを読んだことがあるけれど
そんな時期なのかなと思ったりもする


人や、場所はなくなっても
「気持ち」が帰ってゆくところ


共に暮らす人を大切にできるところ
それが「家族」かな、考えた。