「光る君へ」顔はいと赤くすりなしてたてり。
三郎が道長だと知った後、
初めて「六条」辺りで対面する場面。
「六条」は六条御息女、
後の六条院を連想させるが
六条わたりの御しのび歩きの頃
で始まる「夕顔の巻」
素性を明かさず、恋におち、
一番盛り上がったところでの
夕顔の急死。
それも、もののけにとり殺されたか・・・
傷心の若き源氏は「わらはやみ」の加持祈祷に北山をおとづれ
「十ばかりにやあらむ」とみえる
生涯の伴侶、紫の上と出会う。
その場面で幼い紫の上が
「雀の子を犬君が逃がしつる」と
祖母の尼君に訴えるのだが
自分が三郎に会いたいために
母を死に至らしめたと
嗚咽して、泣きじゃくるまひろ。
雀の子が逃げた場面はすでに
第一話で取り上げられていたが、
顔はいと赤くすりなしてたてり
の姿が重なってしまった。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。