定年女子の日々・是好日

「定年」にはなりましたが、非常勤で働く「日」「日」です。

「虎に翼」お母さん:逆転勝訴

長いこと、
???
と思いながら、心の中でくすぶっていたことを
明確に言葉にしてくれるので、
毎朝「すかっと」ジャパンの心境。


女の幸せは結婚
決して譲らなかったお母さんが
見合いの仕切り直しに振袖を買いに行くために
待ち合わせしたお汁粉屋で
大逆転!
女が法律を学ぶのは「時期尚早」と説く桂場(マツケン)に
 「女の可能性の芽をつんできたのは誰、男たちでしょ」
桂場、お団子持ったまま呆然・・・


振袖の代わりに、六法全書を買ってくれた母の想い
女のくせに・・・
女だから・・・
女とは・・・
それは、誰が言っているのか。


「すんとしている」
紫式部が「源氏物語」の中で紫の上に語らせた言葉
  女ばかり、身をもてなすさまも所狭う、あはれなるべきものはなし
        女程、身の持ち方も窮屈で、つまらぬものはない 


  ・・心にのみ籠めて、無言太子とか小法師ばらの悲しきことにする、
  昔の譬いのやうに、あしき事、
  よき事を思ひ知りながらうづもれなむも、いふかひなし。「夕霧」
        思うことも言わずに、無言太子とかいって、
        僧たちが悲しい物語にしている昔の譬えのように、
        事のよしあしを承知しながら、
        埋もれているのも、詰まらない話だ。


女たちが、胸の中にためて、ためて、ためてきた想い
それは、1000年前から同じ
「すん」としながら、抱えてきた想いは母も同じだったのではないか。