52ヘルツのクジラたち
映画化されると聞いたので
急いで、読んだ。
読んでから、観た。
杉咲花はすごい!
こんな役は、今の若手ではこの人しかできない。
主人公、貴瑚の揺れ動く繊細な感情
怒り、憎しみ、悲しみ、愛、を見事に表現している。
最大のキーマン杏さん:志尊淳君
ネタバレになるので書かないが
「半分青い」での、青年「ぼくて」
からのイメージかと思うが、
杏さんの苦悩を繊細に演じたと思う。
その他のキャストもよい。
友だち役の小野花梨さんがいい。
途中で挫折して最終回だけみた「グレイトギフト」犯人役とは思えない
いい人、いい味だしていた
クジラの歌声は52ヘルツ
あまりに高音だから、他のクジラたちには、この声は聞こえないんだ。
本当はたくさんの仲間がいるのに、何も届けられない。
それは、どれだけ孤独だろう。p84
あんたのことを考えて、あんたのことで怒って、
泣いて、そしたら死んだと思っていた何かが、
ゆっくりと息を吹き返してたんだ。
わたしはあんたを救おうとしてたんじゃない。
あんたと関わることで、救われてたんだp302
クジラの声が
聞こえてくるようだ。
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