定年女子の日々・是好日

「定年」にはなりましたが、非常勤で働く「日」「日」です。

「光る君へ」雨夜の品定め

打毬の会
運動会の保護者席みたいなテントに並んで
左大臣家の姫君が姿丸出しで見物しているのは疑問に思うが、
部活男子の晴れ姿にドキドキするのは
現代の女子高生と変わらないのかも。


打毬の後、雨の音の中で、男子ばかりの女性談義。
17歳の光源氏が 雨の夜に集まって、
諸先輩から、どんな女性がよいのか
「品定め」を聞く、「帚木」”雨夜の品定め”を連想させる


部活の後、部室に集まって、
しのごの言っている姿は昔も今も変わらないと
思っていたが。


光源氏はこの話の中で「中の品」の女性に魅力的な人があると
諸先輩に教えられ、
       上の品の女性との関係に煮詰まっていたものだから
       正妻葵の上は
       「あなたは春宮妃」にもなる方とちやほや育てられたものだか   
       ら、臣下に下った「ただ人」源氏の正妻になるのが不本意でしかたない。
       訪れても取り付く島もない。


       年上の元春宮妃、六条の御息女はひたすら気づまり
       
       藤壺は口に出すことさえ許されない父帝の后


「そうか!」と出会ったのが夕顔だった。
身分も名前も隠して出会い
最高に盛り上がった晩に、生霊にとりころされて失ってしまう。
              生霊は六条の御息所との説あり。
夕顔を失った痛手から体調を崩し、
加持祈祷を受けにでかけた北山で出会うのが
藤壺の姪、生涯の伴侶となる紫の上なのだから、
「雨夜の品定め」は本編への重要な導火線。


ドラマでは
結婚は政治(これは「源氏物語」の重要なkeyだと思っているのだが)
他に好きな女がいれば通えばいい。


上流男子たちの本音トークを聞いて
まひろ、いたく傷つく。
道長君は何も言ってないのに・・・。