定年女子の日々・是好日

「定年」にはなりましたが、非常勤で働く「日」「日」です。

「光る君へ」直秀vs惟規

あまりにも、今までのイメージとギャップが
ありすぎてびっくりした、お二人。

直秀:毎熊克哉氏
「光る君へ」初回からどっかで見た人だ、見た人だ、
と思っていたら、毎朝、見ていた。
下半期、BS朝ドラの再放送、「まんぷく」
ふくちゃんの姪の吉乃ちゃんに岡(中尾明慶)とともに
しつこく迫っていた。
結局、負けたようだが、
まんぷく食品には重役となって明るいノリで最後まで残っている。
     「空飛ぶタイヤ」や「万引き家族」にもでていたらしいが、
     観ていたのに気づかなかった。
     ちょっとファンになったので再視聴しよう!


散楽で風刺しながら、義賊としても貴族社会に抗していた。
死をもって道長とまひろを繋いだ重要な役どころ。


その暗く、重い鳥辺野の場面の
直後に
「あねうえ~」の弟、
惟規(高杉真宙君)の「大学」への旅立ち。
なんだか、ほっこりする。
この方も、前年、朝ドラ「舞い上がれ」で
ばしばし理系の知的な、なにわバードマンの刈谷先輩のイメージが強すぎたので
勉強大嫌い、漢文も苦手、姉上にこそっと教えてもらう
弟役とのギャップがおもしろすぎて、好感がもてる。



父上がまた、ぼやく。
お前が男であったら・・・
まひろは言う。
男だったら、「大学」へ行って学問をおさめ「世を正す」


「世を正す」という意識があったかはさだかではないが
「源氏物語」は単なる恋の物語ではなく、
鋭い摂関政治批判。
ドラマでも、
「私の周りの女たちはさびしそうだ」と道長にいわせているが、
紫式部が書いた女の身の生き難さ。
それは、「摂関」の時代だけではなく
「今」にも通じるものではないだろうか。