定年女子の日々・是好日

「定年」にはなりましたが、非常勤で働く「日」「日」です。

 ≪定年≫を跳び越える三冊

定年の2,3年前からやっぱりなにやら不安。
何か、大きな溝のようなものがあるようで。
定年後の生活がイメージできない。
 (跳び越えてみたら、どってことないのだけれど。)


で、やたらとそれらしい本を読みあさった。

『人生は「2周目」からがおもしろい』齋藤孝(青春新書)
p68 1周目と2周目の大きな違いは、評価を他人に委ねるか、
   自分で自分を評価するかということでもあります。
p205徒然草は現代のブログにちかい。
p202人生の二周目ほど学びにふさわしい時期はありません。


二周目からを楽しもう!という気になった。
何か、新しいことを始めてみたいと思いブログを始めてみようと思った。
お勧めブックガイドも参考になる。


『定年をどう生きるか』岸見一郎(SB新書)
p95人は働くことでしか貢献できないわけではありません。
   自分の価値はなにかをしていることではなく、
   生きていることにあると知ることが大切なのです。


アドラー心理学には、20代の頃から、仕事でも、
子育てでも大変お世話になった。
無事定年までたどりついたのもアドラーのおかげだと思っている。
これからもますます、お世話になります。


『林住期』五木寛之(幻冬舎文庫)
p73五十歳から七十五歳までの二十五年間。
   その「林住期」こそ人生のピークであるという考えは無謀だろうか。
   私はそうは思わない。前半の五十年は、世のため人のために働いた。
   後半こそ人間が真に人間らしく、
   自らの生き甲斐を求めて生きる季節なのではないか。


p70本来の自己を生かす。
   自分をみつめる。
   心の中で求めていた生き方をする。
   他人や組織のためでなく、ただ、自分のために残された時間と日々を過ごす。
   それが「林住期」という時期ではないか。
   そして、そこにこそ人生の真の黄金期があるのではないか。
   
三冊に共通していることは「年をとることはおもしろい」ということか。
「真の黄金期」を目指して「日」「日」を生きる。