定年女子の日々・是好日

「定年」にはなりましたが、非常勤で働く「日」「日」です。

勝手に、働き方改革

ぼんじゅん

定年まではなんとかたどりつきましたが、その後をどうするか。
退職と同時に年金が出ない谷間の世代です。
同業、1歳年長の夫と相談して、
夫は再任用でフルタイムで働き、
私は非常勤で働くことにしました。


そう決めた、理由


①病後の体調にちょっと自信がないこと。
「病後」を抱えて、行けるとこまで行こうと思ったこと。


②90歳、九州で一人暮らしで頑張っている、母の援助に時々帰ること。


③いきなり倒れたことで
 いつ、どこでどうなるかわからない。
「残りの人生は限られている」と強く思ったこと。


生き方変えるには、やはり働き方を変えることだと思い、
定年になったことだし、
仕事は週4日の非常勤で続けることにしました。


働き方を変えて一番思うのは、
時間に追われるという感じがなくなったことです。
それで、ひとつ、ひとつのことに集中できる。
すると、日々のなんでもない、ひとつ、ひとつのことがとても
楽しく味わえる。


1年半、そんな感じでやっている「日」「日」です。

「巡礼の年」ル・マル・デユ・ペイ

ぼんじゅん

上半期の花組公演「巡礼の年」で印象的に使われていた
リストの「ル・マル・デユ・ペイ」(巡礼の年 第一年≪スイス≫から)


 

村上春樹の
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』
でも、印象的に描かれていたことを思い出し、
曲と共に再読していた。


高校時代の男女の親友から大学時代に突然、
絶縁されたつくるは心に蓋をしたまま、生きてきたが
新しい恋人に促され、「心の蓋」を開ける巡礼の旅にでる。


旅の果につくるが「魂のいちばん底の部分で理解したこと」
p350人の心と人の心は調和だけで結び付いているのではない。
それはむしろ傷と傷によって深く結びついているのだ。
痛みと痛みによって、脆さと脆さによって繋がっているのだ。


数年前読んだとき、結論のない結末、思わせぶりな結末がもどかしく不満だったが、
今度、読み返して、結論があってはいけないような気がした。


人生の「巡礼の旅」
その時の、自分にとって「よいこと」も「わるいこと」も
どちらであっても「旅」は続いてゆくのだから。