大阿闍梨『一日一生』(朝日新聞社)
『一日一生』酒井雄哉 天台宗大阿闍梨 (朝日新聞社)
七年かけて約4万キロを歩く、「千日回峰行」を二度満行。
高徳の僧。
その、語り口は優しい。
言葉の一つ、一つを拝みたくなります。
人生におこったことはみんなつながっているし
無駄なことは何もないんだな。p125
人間だって自然の一部。
自然はいろいろな命がつながりあっている。
たった一人で生きている人間なんてだれもいない。
だれもがいろいろな命のなかでいかされているんだな。p236
仕事柄、高校生の感想文やレポートを読むので
いい本を教えられて、逆輸入みたいに読むことがあるのですが、
昨年、数名の男子がこの本を読んで、
なかなかいい感想を書いていたので
触発されて春休みに読んでみました。
尊い阿闍梨の言葉は
老若男女、わけへだてなく、こころに染みます。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。