定年女子の日々・是好日

「定年」にはなりましたが、非常勤で働く「日」「日」です。

来ちゃった、東京!①

三方を山に囲まれた京都から来て、東京駅に降りると、
東京は空が広い。

原田マハの『美しき愚か者たちのタブロー』(文春文庫)
読んでから、一回来たいと思っていた、
上野の国立西洋美術館
松方コレクションと
「ピカソとその時代」展も見た。


「日本に本物の美術館を創りたい」
第一次大戦中、美術品の収集を始めた男。
第二次大戦を経て美術館設立に関わった人たちの
情熱に圧倒された。


「それがなくても生きてゆける。
 それがなければ何かが変わってしまうとわけじゃない。
 けれど、それがあれば、人生は豊かになる。
 それがあれば、歩みゆく道に一条の光が差す。
 それがあれば日々励まされ、生きる力がもたらされる。p448」


コレクション一枚、一枚にものすごいパワーを感じた。


上野公園はものすごい人。
不忍の池を散歩したら、少々疲れた。


東京は秋が早い。と思った。