ベルばら50年②
初めて読んだ時
生意気な女子中学生は頭を殴られたようだった。
また、少女漫画の古典のようなもので、
何度読んでも、同じところで感動し、
また、読む年代で違うところで泣いたりする。
ずいぶん大人になってから読んだときは
父上お答えください
もしも
もしもあたりまえの女性としてそだっていたら・・・
わたくしも姉君たちのように15になるやならずでとつがされたのでございますか!?
そのとおりだ
もしもあたりまえの女性としてそだっていたら・・・
父上感謝いたします・・・
このような人生をあたえてくださったことを・・・
女でありながらこれほどにも広い世界を・・・
人間として生きる道を・・・
ぬめぬめとした人間のおろかしさの中でもがき生きることを・・・
突然の結婚話に悩み、父親と対峙する場面。ここで大泣きした。
結婚話を振り切った後、自分の生きる道を見出してゆく姿に感動し、
また娘の行く末を思う父の想いにも打たれた。
これを読み耽っていた頃と、
ずいぶん世の中は変わりつつあるけれど、
本質はあまり変わらないような気がする。
ベルばら、60年。70年の頃。
孫娘たちが生きてゆく時代は、心に「男装」しなくても
もっと自由に、自然に「自分」を生きてゆくことが
できる世の中であることを願う。
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