定年女子の日々・是好日

「定年」にはなりましたが、非常勤で働く「日」「日」です。

『ザリガニの鳴くところ』

ザリガニの鳴くところ
自然界
ザリガニの鳴くような奥地
生き残るために必要だった行動p390


公開前の予告や、TVでの宣伝で観たいと思いながら、
公開中は行きそびれていた。


で、
TUTAYAデイスカスで借りて観た。


湿地の少女
湿地の自然、樹々、鳥の声、水の音
映像はすばらしく、


一人の青年の死
事故か他殺か
殺人犯として裁かれる湿地の少女
有罪か無罪か
ストーリーにもグイグイひきこまれる。
が、肝心の結末が観てとれず
原作を読むことにした。


はからずも、
文庫化の予約受付中。
発売を待って、読む。
翻訳ものは苦手だったが、どんどん読める。


父親のdvのため、母も兄弟たちも去り
父もいなくなり、一人取り残された湿地の少女
差別と偏見にみちた街へは近寄らず、たった一人で生きていく。
カイア


一人の少年、テイトとの出会いと、別れ。
彼は、学校にいけなかったカイアに字を教えた
さまざまなことを教えた
恋の萌芽も


もう一人の男 
チエイス
傲慢な
村の有力者の息子   
一度は深い中になったものの、カイアを対等な一人の女性として
見ることはなかった


そして、チエイスの転落死
事故か殺人か
裁判での緊迫したやりとりと判決


裁判後、テイトと結ばれ穏やかな幸福に充ちた一生を終えるが・・・


読んでみて、はっきり真実がわかった。
わかってみて、もう一度、映画を観たくなる。