定年女子の日々・是好日

「定年」にはなりましたが、非常勤で働く「日」「日」です。

2024年4月のブログ記事

  • 「光る君へ」香炉峰の雪

    『枕草子』は「徹頭徹尾定子賛美と自分の自慢話」 (「眠れないほどおもしろい紫式部日記」板野博行p116) 「香炉峰の雪いかならむ」という中宮定子の問に 私は「白氏文集」の漢詩を知っていたからだまって簾をあげました という、自慢話なのだが、 これを書いたころ、すでに中関白家は没落しており、 この場面... 続きをみる

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  • なにげに、大原

    大原のリハビリ専門の病院へお見舞いに行く 大原の里 緑、深々と。 水の流れも清々しい。 大原は学生の時に一度。 30年以上前、まだ二人暮らしだったころ 冬、大原の民宿に泊まって炬燵にあたって、鍋食べた。 それ以来、三十数年ぶり。 せっかく、来たので バス停4つほど戻って、三千院まで行ってみる。 ♪... 続きをみる

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  • 52ヘルツのクジラたち

    映画化されると聞いたので 急いで、読んだ。 読んでから、観た。 杉咲花はすごい! こんな役は、今の若手ではこの人しかできない。 主人公、貴瑚の揺れ動く繊細な感情 怒り、憎しみ、悲しみ、愛、を見事に表現している。 最大のキーマン杏さん:志尊淳君 ネタバレになるので書かないが 「半分青い」での、青年「... 続きをみる

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  • 「光る君へ」でた、古典の名場面

    「宮へ初めてめて参りたるころ」 清少納言、 初めて参内する場面。 宮に初めて、参りたるころ、ものの恥づかしきことの数知らず、 涙も落ちぬべければ、 サマーウイカさんは、顔も上げられないほど臆して、 涙目になるという感じではまったくなかったが、 いと冷たきころなれば、さし出でさせ給へる御手のはつかに... 続きをみる

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  • PERFECT DAYS

    もうすぐ、終了しそうだったので、駆け込みで観にいったが、 観に行ってよかった。 音響や映像の特殊効果があるわけではないが、 これは、劇場で集中して観るべき作品だ。 箒で道を掃く音で目覚め、 丁寧に布団をたたみ 歯磨き 自動販売機で缶コーヒーを買って 仕事へ トイレ掃除に集中 このまま、トイレ掃除だ... 続きをみる

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  • 「不適切にもほどがある」最終回

    パワハラ、セクハラ、横行する 昭和、平成、をすごしてきた定年女子としては 共感するところあり、反発するところあり、 でも、 おもしろく、見ていたが 最終回の結論が 「寛容になりましょう」 ですか・・・? 二話目くらいで出ていた 「話し合い」の方が説得力があった 主人公が、昭和に戻り 今まで、あたり... 続きをみる

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  • 「虎に翼」お母さん:逆転勝訴

    長いこと、 ??? と思いながら、心の中でくすぶっていたことを 明確に言葉にしてくれるので、 毎朝「すかっと」ジャパンの心境。 女の幸せは結婚 決して譲らなかったお母さんが 見合いの仕切り直しに振袖を買いに行くために 待ち合わせしたお汁粉屋で 大逆転! 女が法律を学ぶのは「時期尚早」と説く桂場(マ... 続きをみる

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  • なにげに、保津峡。春、桜、散りかけ

    仕事がはやく終わったので、 はやめの列車にのれて、ちょっと 降りてみた。 しかし、もう、散りかけ。 下に渓流が流れるこの駅で、10分でも下りるのは ちょっと、度胸がいる。 春にはまだ、下りる人がちらほらあったが 秋に下りてみた時は、本当に一人きりで 次の列車が来るまでの10分でも 心臓バクバクした... 続きをみる

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  • 「光る君へ」東三条殿、逝去

    BS朝ドラの再放送「オードリー」のパパ役、段田さん。 4月から毎朝、お目にかかってはいるが、 アメリカ帰りの自由なパパとうって変わって 東三条殿:藤原兼家 一族に繁栄と波紋を残して、とうとう亡くなる。 「大鏡」花山天皇の出家の場面で 限りなく、黒幕として描かれている 東三条殿は、もしさることやした... 続きをみる

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  • 桜が咲いたら・・・

    夫の妹の七三日忌のお参りに滋賀まで行く ちょうど、桜が満開 義妹が植えた庭の枝垂れ桜 夏の終わり頃にちょっとした不調で病院に行ったところ ステージ4の癌であることがわかり 半年と言われていた 自宅で療養していたので秋に お見舞いに行ったが、 お孫ちゃんとわらわらいた五匹の猫たちに気がとられて あま... 続きをみる

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  • なにげに、植物園・春:お花見

    お花見の続きです 京都市植物園 他の季節には何度も来ているのですが、 こんな花盛りの時に来たのは 40年ぶり? チューリップ園 枝垂れ桜も さまざま 枝垂れ桜に こんなに種類があるとは。 チューリップと桜のコラボ ゆきやなぎと桜のコラボ 北門から出たところ 北山通りから 桜が 塀をはみ出しています... 続きをみる

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  • なにげに岡崎、春:お花見

    いいお天気だし、 入社後、初めての休日の娘がつきあってくれたので 岡崎あたりで、お花見 蹴上インクライン 疎水べり  平安神宮へ 平安神宮・御苑の桜 1983年映画化された市川崑監督の「細雪」 長女、岸恵子・次女、佐久間良子・三女、吉永小百合・四女、古手川祐子 次女の夫、石坂浩二 みなさん、若い、... 続きをみる

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  • 道なりの花たち②

    午後会議のため、ゆっくりめの出勤 嵯峨駅まで、いつもと違う道で行ってみた。 丸太町通りに出るまでの道 山超えるが JRに乗れば10分・快速で5分 駅前の枝垂れ桜 大河ドラマ「麒麟が来る」のおかげかは さだかではないが 明智光秀の銅像が数年前にできた公園 公園、中央の枝垂れ桜 帰り、再び 嵯峨嵐山駅... 続きをみる

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  • なにげに、東寺

    雨だが、どこかでお花見はしたいと思い、 京都駅辺りまで買い物にでたついでに ちょっと、足を延ばした。 今朝の朝の番組で 「ここを訪れる、外国人観光客は目が高い」 と、しきりに言っていたので。 いつも新幹線で帰って来る時、 この塔を見ると ああ、京都に戻ったなと思う。 曇りだし、 庭園への入場料10... 続きをみる

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  • 「ブギウギ」最終回

    半年間、毎朝、力をもらった。 「ワテは先生の操り人形だった」 という言葉のための、オープニングのあの 複雑な人形だったのだなあ、と実感。 先生の歌と、それを歌うワテ、 どちらが、欠けても成り立たない数々のステージ ラストで舞台に口づけを送るシーンはそれを、 象徴しているようだった。 戦後の日本で多... 続きをみる

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