定年女子の日々・是好日

「定年」にはなりましたが、非常勤で働く「日」「日」です。

『60歳のトリセツ』

この頃、「自分」の取り扱いに一番苦慮しているので
読んでみた。
目から鱗
のいくつかの言説。

「老い」は死を楽にするために脳が与えてくれたプレゼントだ。
生まれた時から脳と神経系に仕組まれているイベントなのである。
p32

私たちはこんな成熟に向かっているのである。若さへの憧憬や
老いへの不安にからめとられて、暗い気持ちになるなんて、いち
秒たりとも惜しいような気がするp148

    「こんな」とは=悩み事を打ち明けてもいないのに、
            珠玉の回答をくれる80代の脳


続けて、読んだ。

長く生きること。たくさん泣くこと、
転んで傷ついて立ち上がること。
それだけが脳を成熟させる。
つまり、人生そのものである。p144


思わず、拍手を送ったフレーズだ。


「脳の本番は56歳」かららしい。


もうすぐ63歳。
まだ、やっと、ぴよ、ぴよ。
まだ、これから。