「ばらかもん」
夏期、ドラマで面白いのは
「VIVANT」で毎週、眼が離せないのだが、
自分的に一押しはこの
「ばらかもん」
青年書道家の半田青舟(杉野遥亮)が都会での活動に躓いて
五島で暮らすようになる。
五島の人々、特に子供たちとのやりとりが
とても、好感がもてて、好きなのだ。
やすばあ(鷲尾真知子)が、
ふるまいの餅を取れない青舟に、
「上ばっかりみとっけんだめたい。
チャンスは以外にも下におちちょるけん。
どうぞお先に。
人に拾われたもちば、ほしがることもなか。
もっと、大きなモチばねらえ」
という言葉は、ゆきずまっている青年に
大きな示唆をあたえたのではないだろうか。
その、やすばあの静かな死。
村の人々が、それぞれに想いをもちながら、野辺送りをする風景。
子どもたちが、勝手に家のなかを出入りする風景。
都会では、とうの昔に失われた風景。
人々が、関わり合って、生き、死んでゆく。
共同体の風景に共感を覚える。
また、
同じ、若い書道家が主人公の、
「線は僕を描く」(主人公:横浜流星)
の中の、
「何かになるんじゃなくて
何かに変わってゆく。
できるかできないじゃない。やるか、やらないか」
という言葉を思い出した。
書道家、青舟の成長に期待。
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