定年女子の日々・是好日

「定年」にはなりましたが、非常勤で働く「日」「日」です。

映画「君たちはどう生きるか」


2週間ほど前、新聞で熱く語られていたので、
「行こうかな」と職場で言ったら
「やめた方がいいですよ、鳥がいっぱいでてきますよ」
と観に行った人たちが、止めてくれた。
職場では「鳥」は生きているのも、
肉になったのも大嫌い、
で有名なので。


それでも、「音」がすばらしいということで、
やはり、劇場で観たいと思い、
「鳥でてきたら、眼つぶる」覚悟ででかけた。


どこで、眼つぶったら、いいのか分からないくらい
「鳥」がでてきたし、さすが、ジブリ、
あまりにもリアルな鷺の動きには
閉口したが、
映像も、音響もすばらしかった。
後半は、鳥出ても、眼つぶらずに、
入り込んでしまった。


「風立ちぬ」以上にわからない、
と観た人は言っていたが、
「わかる」ための映画ではないと思う。


全編終わって、わけわからないんだけれど、
何か、心に余韻が「しん」とくる。


母を失い、新しい母を受け入れていくまでの
少年の心象。


30年ほど前、アニメの「銀河鉄道の夜」
を観た時感じたような余韻。


最後のテロップで
声が
木村拓哉、菅田将暉、風吹ジュン
・・・大物がずらり。
どこで、誰の声だったのか???
(柴咲コウだけは分かった)


鳥の絵が表紙で嫌だったけど、
パンフレット、買ってしまった。
しかし、誰が誰の声かは載っていなかった・・・・
これは、鷺(笑)


主題歌:米津玄師のフレーズ
小さな自分の 正しい願いから始まるもの
ひとつ寂しさを抱え 僕は道を曲がる


曲がった先に、
どんな風景が待っているのか分からないけれど
確かに、少年は大人になる。