定年女子の日々・是好日

「定年」にはなりましたが、非常勤で働く「日」「日」です。

「ブギウギ」最終回

半年間、毎朝、力をもらった。
「ワテは先生の操り人形だった」
という言葉のための、オープニングのあの
複雑な人形だったのだなあ、と実感。
先生の歌と、それを歌うワテ、
どちらが、欠けても成り立たない数々のステージ
ラストで舞台に口づけを送るシーンはそれを、
象徴しているようだった。


戦後の日本で多くの人たちが、生きる力を貰い、
そのドラマを見ている現代の人たちまでも
生きる勇気をもらうような歌だった。


ラストの言葉
自分でできることは自分でやる
やれんことは、やってもらう。
やれることはやってあげる
人に生まれてきたからにはみんなに義理がある。
その義理を果たすのが、人情。
この世は義理と人情だらけや


義理と人情
それは母(水川あさみ)がドラマ序盤で語っていたこと。
見事に受け継いでいたのだな、と思った。


先日の「夜だけど朝ドラ名場面スペシャル」で
「ちりとてちん」のお母さん役の和久井映見さんが言っていたが
「朝ドラのお母さん役は
 お母さん軸のヒロインの物語を生きてきて、
 主人公のヒロインの人生とはちょっと違う物語を
 生きてきて娘たちを見守るヒロインのOB」
まさに、そうだ!


4月1日
娘が入社式に行くのを見送った朝。
でも、OB自身の物語も、まだまだ、続くと思いながら。