定年女子の日々・是好日

「定年」にはなりましたが、非常勤で働く「日」「日」です。

‘劇場・・そこに人生が‘


宙組
大千秋楽は映画館で観た。


スっシーさんに「宙組・大組長!」
と声がかかった時に 涙


ききちゃんの号泣に 涙


真風さんの黒燕尾・白い薔薇に 涙


いい大千秋楽だった。


その後、退団発表からの緊張が抜けて総脱力
の日々・・・だが。


大千秋楽の午前中、スカステで
2021 宙組「Hotele Svizra House」
を放送していた。
何気なく観ていたが、終盤どんどん引き込まれた。


コロナ全盛期、無観客で配信された。
当時は、緊急事態宣言下の拍手のない上演に
複雑な気持ちで観たが
あらためて、そのひとつ、ひとつのセリフに
強い想いが込められていたことに驚く。


「ここは、現実を離れた世界。すべてを忘れて
楽しませてもらうよ。」


「彼らの奏でる音楽は人に喜びを与える。
生きる希望を
芸術こそが真の豊かさをわれわれに与えてくれる。」


「戦争が人間の理性を狂わせたとしても、そこに残された
人間らしい感情を呼びさますもの。それが、芸術の力だ。」


その、ひとつ、ひとつが
「カジノロワイヤル」の
「世界の平和を保つため」「俺は自由が好きなんだ」
というセリフに繋がるような気がした。


自由で平和な世の中であればこそ
舞台作品の素晴らしさを享受できる。


人間らしい感情
の享受・共有が
世界の平和を保つのではないだろうか。


宙組さんの気概を感じた。


さまざまな、「想い」を受け継いで
Lives in the theater
生きる力を与えてくれる!