『女人京都』酒井順子
古典が好き。
歴史が好き。
京都が好きな自分には、とても興味深く、面白い本だった。
紫式部、
待賢門院、
和宮。
九条武子さま(学生の頃こう習ったものでどうしてもこう呼んでしまう・・・)
興味のある女性たちが、馴染みの辻々に
見え隠れする。
歴史の中の女性たちに出会うことは、
なぜ自分達が「今、ここ」にいるのかを知ることでもある。p11
平安時代とは、今の世で言う「女性性」を「人間性」
として捉えていた時代ではないかと、私はおもいます。
武力よりも文化を尊び、男も女も花が咲いただの
散っただのということに一喜一憂し、愛だの恋だのに涙を流し・・・
・・・京都における女人の歴史を見ていくと、
平安時代に京の地に染み付いた「人間らしさ」を
後の世の女性たちも受け継いでいったことがわかります。p327
京都の街に暮らしていることにわくわくしてきた。
この本を参考に
「なにげに」散策したくなってきた。
前田珈琲店、中村楼のカフェ、鳴海餅・・・
などなど、立ち寄りながら。
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