定年女子の日々・是好日

「定年」にはなりましたが、非常勤で働く「日」「日」です。

「ゆりあ先生の赤い糸」:「いちばんすきな花」最終回

ともに木曜日。最終回。


「ゆりあ先生の赤い糸」
     クモ膜下出血で意識がもどらない夫(田中哲司)
     彼氏(鈴鹿央士)、   
     愛人(松岡茉優)子どもたち(白山乃愛:Dr.チョコレイトの子)
     義母、義姉、実の姉
     中心に立ってゆりちゃん(菅野美穂)が孤軍奮闘
     自身の若い彼氏との恋に揺れながら。
     
     長年連れ添った夫婦が「親友」になり、
     それぞれのパートナーを選んでゆく。
     
     人間関係は常に変化する。
     夫と妻、恋人、愛人。型にこだわって膠着させるのではなく。 
     
     百合ちゃん自身の病気が発覚したとき
     「なんかオレにもさせてくれ」(目覚めて回復に向かった夫)
     「私たちに恩返しのチャンスをください」(同居した愛人)
     ゆりちゃんを中心に新しい関係、生き方を
     作り直してゆく様子が微笑ましかった。
         
   「いちばんすきな花」
     人と関わることに臆病な4人の関りを見ていると
     なぜか、とても胸が痛くなる。
     令和の若い人たちは、大変だな。
     昭和の若者は
     もっと、ざっとしてて、おおざっぱでも
     なんとか、なっていたように思う・・・


     と最初の頃思っていたが、
     くつろげる場所というのは、物理的なものではなく
     人と人との「関係」の中にある。
     昭和も今も。若者も年配も。と思った最終回。


人と人との関係について考えた、秋の木曜日。だった。