定年女子の日々・是好日

「定年」にはなりましたが、非常勤で働く「日」「日」です。

元気な先輩女子の本④

『成熟スイッチ』林真理子(講談社現代新書)
売れっ子の作家だし、日大理事長にまでなっつちゃった人だし、
初めは自慢話・・・
という感じで読んでいたが、


「なかなかやるじゃん」という弟さんの話
「大手企業で部長まで昇格した後
母の介護のため早期退職。趣味で合唱団のバリトン。
声楽、中国語を習い、声優のまねごとをしたり
塾の先生をしたり。
ユニクロの倉庫で働いていた時も、
若いことたくさん友だちになって楽しかった。
国立大学を出て、一流企業の部長までやったのに
なんで俺がこんな仕事
とは全然思わないp169」


「いつも楽しそうな人」は自分自身はもちろん。
家族や周囲の人をも幸せにしてくれる。p170


と、姉の真理子氏が語る。弟氏の生き方に感銘。


p153生き残るのは大きなものでも強いものでもない。
変化していくものだ。


書くものも、生き方も、変化し続けている真理子氏の言葉には実感がある。
老いてゆくことは、変化してゆくこと。
ととらえれば
勇気が湧いてくる。