夏になると見たくなる映画「プール」
毎年夏になると、この映画が観たくなるので、
今年は、中古でDVD買ってしまった。
祖母と娘を置いて、
タイのチエンマイのゲストハウスで働く母(小林聡美)の元へ
大学の卒業旅行と称して
娘さよが訪れる。
「自分がそうしたいから、そうする」という母の
生き方が理解できない。
どうしても、心にひっかかりがあって、
「母とうまく話せない」
タイの子ども、ビーに嫉妬まで感じてしまう。
プールのさざ波
素朴な食事
風の通る場所に洗濯物を干す
揚げバナナ
コムローイ(熱気球)を飛ばす
そんな、何気ない日常の中で
少しずつ、少しずつわだかまりが溶けてゆく。
さよを迎えるための真っ白なシーツ、ベッドメイクの枕元に
真っ赤な小さな花を添えてある。
帰ってゆく、さよのために
布を選び、刺繍をして、ストールを創る。
離れて暮らす娘へのささやかな母の愛情。
早朝に洗濯物を干したくなる。
草の上を裸足で歩きたくなる。
風を含む、ワンピースを着たくなる。
暑い、暑い夏だが、
今年も頑張って、乗り切ろうと思う映画です。
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