定年女子の日々・是好日

「定年」にはなりましたが、非常勤で働く「日」「日」です。

「押し活」Part2

いきなりのpart2ですが、押し活No.1は「宝塚」なので
それに続く「押し」は玉木君。
「のだめカンタービレ」の頃から「千秋先輩」のファンになって
出演作を集中して見た。


   「のだめ」のキャラクターが強烈なのでなかなか抜けるのが大変だったと思うが、
    玉木君は「朝が来た」の新次郎さん、
    のだめちゃんは「朝顔」でやっと抜けたかな、と思う。


「ウオーターボーイズ」でアフロヘアが燃え、丸坊主になった後、
みんなが真面目にミーティングしている横で
箒でスイングしている
「こんな高校生いるよな」と思わせてくれた役づくりに
はまってずっと「押し」ている。


今年も三本見た。


極主夫道
新境地!
テレビドラマも周りの人たちとの新しい絡みが楽しみだった。
スーパーでパートしている姐さん(稲森いずみ)の登場にも
今までのイメージになく、意表をつかれている。


毎年夏休み前、高校生が騒いでいる映画を1本は観にいくことにしているが、
去年は「るろうに剣心」
その前は「KINGDOM」
で、今年も玉木君が佐藤浩市さんと一緒に出るというので見に行ったのに、
はずされた。
最後にちょろっと、Ⅲの宣伝に出たという感じ。
来年に期待しろということか。


こちらは、はずされなかった。
つるべをしのぐ「キーマン」。
連続ドラマを映画一本に仕上げるのはなかなか、難しいのだろうけれど、
2時間、いいペースでひっぱってくれると思う。


「玉木宏音楽サスペンス紀行
  :楽聖ベートーベンのイメージをめぐる暗闇に迫る」
先週末見逃してしまった。乞う、再放送。
「のだめ」でクラシック音楽に関わったゆえのシリーズなのだろう。
一作目から興味深く見ている。


この頃の、女子友たちとの合言葉
「押し」は「押せるときに押せ!」

希望の糸

号泣、必至!
東野圭吾の『希望の糸』

夏の入院中に、一気読みして、大泣きしてしまった。
隣の人に気まずかった、
久々の 泣きミス(テリー)。


加賀さんはあまり、出ない加賀恭一郎シリーズだが、
人間関係、親子関係の心情の機微が秀逸で、せつない。


親子とは何か。
家族とは何か。
夫婦とは何か。


子を思わぬ親はない。
たとえ、血のつながりはなくても。


自分の出生に疑問を抱き、父に反抗していた女子高生が、
事件解決後、未来に踏み出してゆく姿に泣いた。
動機に関わる秘密に現代科学に対する懐疑が突きつられているところが、
やはり、東野ミステリーだ。


希望の糸とは
未来に繋がってゆく人と人との関り。
糸は決して
血のつながり、DNAだけではない。


『沈黙のパレード』
刊行されたころ読んだのだが、なんか、忙しい時で、きれぎれとびとび
に読んだものだから、話の流れを忘れてしまい、
映画見た時、この人犯人だったっけ?
と思い、確認した。
この人が犯人だった。


老成したガリレオ先生(福山雅治)に人間への信頼、愛を感じた。


やはり、ミステリーは一気読みしないとダメだ、
と思う今日この頃。

浪速バードマンに、一緒に涙。

非常勤になってから、朝ドラ見てから出られる日もあり、
今期「舞い上がれ」も見ている。


「青春」ものと言えば、
高校生、スポーツ、が定番という感じだが、
大学生の理系の若者たちが、
ひとつの目標に向かって、もめたり
気まずくなったり、けんかしたりしながら
人力飛行機、琵琶湖に飛ばした今週は
ドラマながら、一緒に涙した。


思った通りの記録にはならなかったが
そこは最初の頃、五島のおばあちゃんの言葉。
「失敗すっとは、悪かことじゃなか。」
思い通りの結果にならなくても、それが、人生の糧になる。
自分の道を見つけるきっかけになる。
それが、このドラマのコンセプトかもしれない。


そこで、思い出した。一文。

p325「失敗を繰り返してこそ、成長できる。
     自分が傷ついてこそ、人の痛みを理解できる大人になれるのに。」 


「あおはる」もう一回やれ、と言われたら
御免こうむりたいが、
定年になってから、若いひとたちのやっていることを
「眺めて」いることができるようになった。


頑張れ!若者。
と、思いながら。