写真はNHK出版のものです されば、上の御局に上らせ給ひて「こなたへ」とは申させ給はで、 我、夜の御殿に入らせ給ひて、泣く泣く申させ給ふ。 ・・・・ 御顔は赤み濡れつやめかせ給ひながら、 御口はこころよく笑ませ給ひて、 「あはや、宣旨下りぬ。」とこそ申させ給ひけれ。 大鏡・太政大臣道長 さすが... 続きをみる
源氏物語のブログ記事
源氏物語(ムラゴンブログ全体)-
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わすれじの ゆくすゑまでは かたければ けふをかぎりの いのちともがな 僞同三司の母(藤原貴子) いつまでも忘れまいとお誓いになった その遠い将来までは頼みがたいことですから、 あなたの心変わりを見るよりは、 いっそ幸福な今日が最後の命であっ... 続きをみる
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『枕草子』は「徹頭徹尾定子賛美と自分の自慢話」 (「眠れないほどおもしろい紫式部日記」板野博行p116) 「香炉峰の雪いかならむ」という中宮定子の問に 私は「白氏文集」の漢詩を知っていたからだまって簾をあげました という、自慢話なのだが、 これを書いたころ、すでに中関白家は没落しており、 この場面... 続きをみる
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「X」に一条天皇と中宮定子の物語を書いてほしい と言う声がありました。 物語ではないですが、二人の愛と生涯が情緒豊かに描かれています。 著者はこの頃、NHKで「光る君へ」の特集が放送されると必ず、 登場されている山本淳子氏。 紫式部と『源氏物語』を深く、深く愛する方です。 一条帝の宮廷模様がよくわ... 続きをみる
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長いこと、 ??? と思いながら、心の中でくすぶっていたことを 明確に言葉にしてくれるので、 毎朝「すかっと」ジャパンの心境。 女の幸せは結婚 決して譲らなかったお母さんが 見合いの仕切り直しに振袖を買いに行くために 待ち合わせしたお汁粉屋で 大逆転! 女が法律を学ぶのは「時期尚早」と説く桂場(マ... 続きをみる
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BS朝ドラの再放送「オードリー」のパパ役、段田さん。 4月から毎朝、お目にかかってはいるが、 アメリカ帰りの自由なパパとうって変わって 東三条殿:藤原兼家 一族に繁栄と波紋を残して、とうとう亡くなる。 「大鏡」花山天皇の出家の場面で 限りなく、黒幕として描かれている 東三条殿は、もしさることやした... 続きをみる
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一条天皇をはさんで、寵をわける? 道隆の娘、定子と道長の娘、彰子。 定子、女御として入内 まだ、子どもの帝とかくれんぼしている お姉さん的存在、14歳。 一条天皇11歳。 しかし、一条天皇は後まで、この方を深く愛し、 中の関白家の事件の後、 一度は髪を切ったこの方を、后に復帰させている 清少納言と... 続きをみる
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なんだか、やけっぱちの行動にもみえるが、 政治世界で生きてゆく覚悟なのか、 道長くん とうとう、倫子の御簾をくぐる。 御簾をくぐるということは体の関係ができるということで、 三日間続けて通うと 二日行って、一日休んではだめで 「続けて」三日通うと、三日夜餅を食べて 「所顕しーところあらわしー」... 続きをみる
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花山天皇の出家から一夜明けて、政情は激変 人間関係も動く。 写真は『光る君へ』NHK大河ドラマ・ガイドより 道長VS藤原伊周、初登場 女子中高生に人気の三浦翔平君 「ハコヅメ」での先輩刑事:源誠二の軽いノリから激変 藤原道隆の期待の「頼もしいご嫡男」 道長君の永遠のライバル自信満々... 続きをみる
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あまりにも、今までのイメージとギャップが ありすぎてびっくりした、お二人。 直秀:毎熊克哉氏 「光る君へ」初回からどっかで見た人だ、見た人だ、 と思っていたら、毎朝、見ていた。 下半期、BS朝ドラの再放送、「まんぷく」 ふくちゃんの姪の吉乃ちゃんに岡(中尾明慶)とともに しつこく迫っていた。 結局... 続きをみる
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前半のひとつの山場、 「花山天皇の出家」に向けての謀略が じわじわと始まっている。 そもそも、道兼(粟田殿)の兄・道隆へのコンプレックスを利用して 正当な道筋から外しているところから 兼家(東三条殿)の策略か。 したたかな食わせもの、段田さんうまい! この、兄弟競合のあたり、 ... 続きをみる
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打毬の会 運動会の保護者席みたいなテントに並んで 左大臣家の姫君が姿丸出しで見物しているのは疑問に思うが、 部活男子の晴れ姿にドキドキするのは 現代の女子高生と変わらないのかも。 打毬の後、雨の音の中で、男子ばかりの女性談義。 17歳の光源氏が 雨の夜に集まって、 諸先輩から、どんな女性がよいのか... 続きをみる
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藤原公任:町田啓太君。 眉目秀麗、三舟の才(漢文・和歌・管弦) どれも優れていると道長に評された平安の公達を好演。 この方は、「花子とアン」で 村岡英治(鈴木亮平氏)の弟役。 関東大震災で、プロポーズの直後 亡くなる、花子の妹かよ(黒木華)の想い人。 「定年女子」で、麻子(南かほ)の部下の好青年。... 続きをみる
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三郎が道長だと知った後、 初めて「六条」辺りで対面する場面。 「六条」は六条御息女、 後の六条院を連想させるが 六条わたりの御しのび歩きの頃 で始まる「夕顔の巻」 素性を明かさず、恋におち、 一番盛り上がったところでの 夕顔の急死。 それも、もののけにとり殺されたか・・・ 傷心の若き源氏は「わらは... 続きをみる
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「五節の舞」. 雅楽では、唯一女性が演じる舞だとされる。 写真や文章では知っていても、 映像として見せてもらうと あんなにも、厳かで、雅なのだと感動した。 「源氏物語」の中では、 「五節の舞姫」を源氏の嫡男、夕霧君が 見初めるという場面もある(少女の巻) 男舞で有名なのは 青海波。 光源氏とライバ... 続きをみる
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